中邨宏季
1987年生まれ、愛知県出身。勤務先が相次いで倒産するなど、22歳までに3度の転職を経験。24歳で不動産投資を始め、2年後には2億5,000万円の資産を築く。その後、起業し、資産形成アドバイザー、経営コンサルティング、ブライダル事業、リゾート開発、シェアアビリティスペースの運営など、国内外で多岐にわたる事業を展開している。
http://www.enicia.net/

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INTERVIEW

株式会社エニシアホールディングスは、自由度の高い新しい働き方を広めるためのさまざまな取り組みを行っています。シェアスペースといった場所の提供にとどまらず、創業支援やマッチングサービス、集客サポートなどのサービスも提供することで、一人でも多くの人が仕事を諦めることなく、私生活の充実を実現できることを願っています。同時に、エニシアホールディングスで働く人々が仕事と私生活を両立できるような職場環境作りも大切にしています。仕事を応援する場所を提供する立場として、会社内部でも女性が活躍できるような環境を作っていかなければならないと考えています。

中邨宏季

コワーキングスペースが女性の働き方を変える

私は、もともと美容師として社会人のキャリアをスタートさせました。その際に、子育てなどを理由にして「働きたいのに辞めざるを得ない」という女性を多く目の当たりにしたことが、コワーキングスペースを作ろうと思ったきっかけです。女性が子育てをしながら正規雇用で働き続けることが難しい現状を変えるためには、環境を整えることが大切だと思いました。「環境がないから諦めざるを得なかったことが、コワーキングスペースによって実現できれば」という思いで、この事業に取り組んでいます。
コワーキングスペースを利用する人の男女の割合は、およそ1:1。当初の予想よりも女性の利用者が多い印象があり、活躍の場を求めている女性が多いことを切に実感しています。利用する方には、ネイルや料理、ヨガ、美容のレッスンなど、スキルを活かした仕事をする女性や、もともとのキャリアを活かしてコンサルティング業を営む主婦などがおり、その活用方法は多岐にわたります。女性が表に出て、活躍する世の中が少しずつ作られていることが実感としてありますね。しかし、まだまだコワーキングスペースに対する認知度は低いのが現状です。ゆくゆくはコンビニエンスストアのように、コワーキングスペースをどこにでもある身近な存在にすること、そして多くの人に自由度の高い働き方を実現してもらうことが目標です。

女性ならではのきめ細やかな提案が鍵

中邨宏季 コワーキングスペースを提供すると同時に、利用する方々の成功を手助けすること。これが我々が提供するもっとも重要な価値です。好きなことを仕事にすることはすばらしいことですが、やはり暮らしを営むためのある程度の収入がなければいけません。ある一つの事業を立ち上げるには、会計や労務、ホームページ作りなど、さまざまな業務が付随します。そんななか、本当にやりたいこと、得意なことに集中し、時間を割いてもらうためにも、場所だけでなく、スキルや人脈を共有できるような仕組みを作っています。家族との時間を大切にし、私生活を充実させるためには、時間の管理が重要だと考えるからこそ、会員の方々にはあらゆるつながりを作るための提案をさせていただいています。
このような手助けには、女性特有のきめ細やかな提案、感性が必要だと痛感しています。もちろん当社では、男性だから、女性だからと仕事を分けることはありませんが、それぞれのよさを活かした仕事をしてもらうことを大切にしています。コワーキングスペースを利用する女性の可能性をより大きく広げるには、女性ならではの目線が必要だと感じますね。

女性が無理なく働ける理想の環境を追求し続ける

中邨宏季 我々は仕事を応援する立場ですから、社内でもライフスタイルに合わせた自由度の高い働き方をすすんで実践しています。営業社員には、月2回の会議を除き、基本的に出勤義務はありません。いつ休んでもよいですし、残業手当だけでなく「ノー残業手当」を支給するなど、各社員が極力効率よく仕事を進め、自分の時間を持てることを大切にしています。ゆくゆくは営業社員以外も、場所や時間を選ばずに働ける環境を作りたいと思っています。
また、制度を整えるだけではなく、社員の意識や風土の醸成も必要です。そのため、画一的な枠組みのなかで働くのではなく、個々の私生活の事情などを鑑みて、人員配置や勤務時間の設定を行っています。同時に、職場全体にも各自の事情に理解を示すような風土がエニシアホールディングスにはあると思います。実際に、子育てをしながら店長職に就いている女性もおりますが、彼女がライフスタイルに合わせた働き方を実現していることが、何より当社の働きやすさを示していると言えるでしょう。
エニシアホールディングスはベンチャー企業ですから、新しいプロジェクトが次々と立ち上がります。手をあげさえすれば、男女関係なく誰でも責任者になれるような風土があります。こうして各社員がさまざまな経験を積み、できることを増やすこと、このような循環が各自のキャリア形成に大いに役立っていると感じています。一人でも多くの女性が私生活と仕事を両立し、活躍できるような社会になることを、社内から目指していきたいですね。