村松和男
1972年大阪府出身。高校卒業後、大手自動車メーカーに入社。また、ラジコンカーレースのプロとしても活躍。全国大会4位入賞や世界選手権のシード選手選出など、日本のラジコンカーレース史上に名を残す。その後、1996年に現在の株式会社オーレンジを起業。時代に先駆けて携帯ショップ専売店の運営事業を開始。現在、事業の拡大を図りながら、女性が活躍しやすい環境創りにも注力する。
http://www.allrange.co.jp/

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。

INTERVIEW

現場の声に耳を傾けながら、社員みんなで新しい時代にあった会社を創り上げていく。当社で大切にしているのは、まさにそうした姿勢です。社員一人ひとりの意見を大切にし、その中で女性が活躍しやすい環境創りにも取り組んでいます。女性が輝く現場のポテンシャルは無限大ですから。

村松和男

ある女性社員の言葉から、すべてが始まった

当社の創業は1996年で、誕生から20年になりました。現在200名を超える社員が活躍していて過半数が女性です。しかし、今日までの道のりは決して平坦ではありません。創業当時の私は趣味が中心、女性の活躍はおろか、社員の気持ちなど、あまり考えていませんでした。転機は10年前に遡ります。当時、結婚や出産をきっかけに仕事を辞める女性が多数いました。その時、とある女性社員から言われます。「社長は、働きたいのに辞めていく女性の気持ちを考えたことがありますか?」と。その言葉にハッとしました。恥ずかしながら私には全く無い観点でしたから。しかし、そうは指摘されても何から始めればいいのかわからない。そこで、まずは現場の声を大切にしながら、女性が働きやすい環境を創ることにしました。

「リーダーアシスタント」という新しい可能性

村松和男 働くママを応援したいーー。
女性はライフステージの変化によって、働き方を変える必要があります。ですが、結婚・出産後もキャリアアップしたい方が多いのも事実です。どうにかして、その人にしかできない仕事をしてもらえないだろうか。そう考えた結果、様々な制度が誕生します。「リーダーアシスタント」という制度もその一つ。リーダーアシスタントとは、リーダー経験のあるスタッフがこれまでのキャリアを活かして活躍できる制度で、現在社内では「LA」と呼ばれています。彼女たちの主な仕事は、リーダーになりたい社員の昇格をサポートしていくことや、現役リーダー達の更なる成長に向けてのサポートなどです。リーダーを経験したからこそできる指導やサポートのため、まさにその人にしか出来ない仕事なんです。時短で働きやすい勤務体系にするだけでなく、出産・結婚を経た女性社員にもやりがいをもって働いてもらいたいという私の思いを込めたリーダーアシスタントという制度。現在では現役の女性リーダーの中にも「将来子供ができたら、LAとして復帰したい」と言ってくれている女性リーダーもいるので、嬉しい限りです。

憧れの先輩になる

村松和男 「人財価値向上に挑戦する」を企業理念に掲げ、当社では「仲間と共に」や「影響力のある人に」などのコンセプトを大切にしています。中でも重要なのが「憧れの先輩になること」です。「◯◯さんみたいになりたい」という気持ちこそが、後輩達の頑張るエネルギーとなり、一人ひとりの成長が会社の成長に繋がるのだと私たちは信じています。
例えば、創業当時から当社を支えてくれた「南谷」という女性社員の存在。現在は人財開発部部長として、女性ならではの気遣いや共感で社員の心に寄り添い、社員が求める制度や仕組みを数々生み出してきました。そして常に、現場のリアルな声を私に届けてくれています。現在、そんな彼女の姿に刺激を受けて「南谷のようになりたい」と考えている女性社員も少なくありません。いくら良い研修を実施しても本人に成長したい気持ちがなければ意味がない。それよりも、いかにマインドを持ってもらうかという方が重要なのです。女性の活躍できる現場のポテンシャルは無限大でしょう。今後も現場の声に耳を傾けながら、その可能性を大きく広げていきたいと考えています。