北山雅一
1957年生まれ。大阪府出身。1979年に慶応義塾大学商学部を卒業後、中央監査法人入所。1985年、陽光監査法人(現 新日本有限責任監査法人)入所。「金融マンのためのLotus1-2-3活用法」を出版し、1990年に株式会社キャピタル・アセット・プランニングを設立。金融機関向けシステム開発、事業承継・財産承継コンサルティングの提供を行う。2016年には東京証券取引所JASDAQに上場。
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INTERVIEW

ライフプランのシステムを構築し、シュミレーションし、人の豊さを創造するお手伝いをしている当社にとって、「最期のユーザーは私たち自身」でもあります。つまりお客様の思いに寄り添っていかなければ、何かを創造することも、職務を全うしていくこともできません。とくに多様化していく現代の中においては、女性の観点がとても重要な鍵を握っています。よりパーソナライズされたライフプランを考えていくためには、女性の観点をしっかり取り入れていくことが不可欠なのです。

北山雅一

サイエンスとアートを融合しながら

金融機関向けのシステム開発を主な事業領域としている当社ですが、エンドユーザーとなるお客様の多くは女性です。 例えば生命保険会社などで活用されているライフプランのシュミレーションシステムや、生命保険に関する見積書を見て加入の是非を判断しているのは、そのほとんどが女性。どこのご家庭でも、「生命保険に入りましょう」という意思決定をするのは、世帯主となる御主人の奥様であることが多いためです。 つまり当社が提供する様々なプロダクトにおいても、"女性に見やすくわかりやすく"というのが大前提のミッションでもあるわけです。そして当然ながら、数字も正しく出さなければいけません。 そうした中でより精度の高い高品質なサービスを提供していくためには、数字の正しさを追求するためのサイエンティフィック(科学的)な要素と、わかりやすさを追及するためのアーティスティック(芸術的)な要素が不可欠になっていきます。

デザイン領域を担う女性活躍の在り方

北山雅一 実際に当社のデザイン部で働く社員は全員が女性です。とくにアートに関わる側面については女性がリードしていくことがもっとも適正だと考えていますし、お客様に喜んでいただけるプロダクトを生み出すためには女性の感性が欠かせません。 たとえば当社の資料に使われているチャートを見てもわかると思うのですが、わかりやすく正確なだけでなく、可愛らしさや美しさのあるチャートの見せ方が多い。これは女性ならではの感性によるものだと思いますし、そうしたサイエンスとアートの融合が当社の大きな強みにも繋がっています。

利益とともに、美しさを追求していく

北山雅一 ビジネスの世界では、売り上げを増やして利益を上げていくための破壊的イノーベーションが必要とされます。しかし私の見解では、ただ単に利益を追求するだけでなく、そこに美しさがあってほしいと思っています。 とくにこれまでの金融業界では、数字の正しさがあればそれでいいという考えが一般的でしたが、現代ではそこに違う観点がプラスされ、より美しく魅せなければいけないという思考が加わってきたように思います。 美しいアートを得意とする女性にとって、女性の社会進出が進んでいくと共に、その活躍の場が広がっていくことは当然の流れだと考えています。とくにサイエンスとアートを強みにしている当社にとっては、とても心強い存在なのです。 とはいえ当社の女性比率は30%程度、女性管理職比率は10%程度と、決して高い数字ではありません。今後はもっと増やしていく予定ですし、新卒者採用においては女性比率が高くなっている状況が続いています。そしてもっと女性に好まれるようなシステムをつくっていきたいと考えています。そのためには女性の雇用が必要ですし、もっともっと女性の観点からアーティスティックな側面を追求していきたい。 優秀な女性がいかに活躍していただけるかが、当社の成長の鍵です。これからの日本社会は大相続時代と言われていますが、その主役は紛れもなく女性。女性の、女性による、女性のためのシステムをいかに世の中に提供していけるかが、当社にとっても大きなテーマとなっているのです。