平田利行
大阪府出身。大学卒業後、大手飲食チェーンに就職。ベンチャーの飲食会社に転じ、新規出店等のマネジメントに携わる。会社員時代に旅行で訪れた韓国で、留学エージェントの仕事と出会い、独立。株式会社ジージーを設立し、代表取締役に就任。フィリピンへの英語留学サポートを中心に業績を伸ばす。2011年、セブ島に直営の語学学校「IDEA CEBU」「IDEA Academy」を設立、教育事業にも力を入れる。
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※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。

INTERVIEW

これからの時代、あらゆる業種において女性の視点は必須です。しかし、多くの企業ではいまだ幹部は男性が中心で、女性の能力を十分に生かし切れていません。女性が働く環境が整えられ、かつ、キャリアアップに意欲を持つ女性が増えれば、新たな発想で大きなビジネスを創り出す「とてつもない」人材が数多く生まれる予感がします。当社も、そういった方々と一緒に、面白い仕事を生み出せる会社でありたいと思っています。

平田利行

国内外スタッフの9割超が女性

当社は、個人や企業、教育機関等をクライアントに、フィリピンへの英語留学をはじめ、韓国やマルタ、欧米等、世界各国への留学をサポートするエージェント事業を行っています。また、フィリピン・セブ島で語学学校を運営しており、マンツーマンで質の高いカリキュラムを提供しています。
私たちの事業は女性に支えられているといっても過言ではありません。日本の本社で働く従業員、約20名のうち半数は女性。そして、フィリピンで経営する語学学校では、講師や事務スタッフ、約250人のうち実に約95%が女性です。
また、語学留学を行うお客様もまた、男性よりも女性のほうが多い傾向があります。当社で提供するカリキュラムの強みの一つとして、ビジネス英語がありますが、受講者の女性を見ると「会社の命を受けて仕方なく」といった方よりも、若いうちから、就職や転職、キャリアアップのため、自ら目的意識をもって取り組まれる方が多いようです。

相手の心に分け入り、文化に入り込む

平田利行 もちろん一概に言えることではありませんが、事業を通して関わってきた女性たちに感じるのは、コミュニケーション能力の高さ。男性に比べ、初対面の相手、また外国人が相手でも、すぐに話題を見つけ会話できる方が多いようです。また、環境への適応能力も高く、生活習慣が大きく変わることを苦にせず、むしろ好奇心を持って異なるカルチャーに入り込もうとする。外国語の学習はまさに異文化コミュニケーションですから、そのような姿勢のほうが、上達が早くなることは言うまでもありません。
フィリピンで働く現地の女性講師も特徴的。生徒に対して、上から教え込むというよりも、同じ目線に立ち、心を通わせながら、コミュニケーションの中で英語を教える姿勢があります。当社の語学学校の特徴であるマンツーマンの授業にもぴったり合った教え方だと思います。
日本で働く女性従業員は、主に留学を検討しているお客様に対する受付業務を行っています。彼女たちもやはり、相手の話をよく聞き、面倒見よく接する能力に優れていると感じます。自分が売りたい商品にお客様のニーズを当てはめるのではなく、キャリアプランや学習プランに合わせ、他社のサービスを含めてきめ細かくプランニングする、その姿勢が厚い信頼関係を作りあげています。

世界に羽ばたく、意欲ある女性を応援

平田利行 当社のエージェントの事業は、もともと私一人で始めたもので、現在もベンチャーの規模といえますが、スタッフが増えたことで、産休などの制度を利用する女性社員も出てきました。まだまだ、制度の運用に慣れているとはいえませんが、これまでお話しした通り、当社の事業では女性に力を発揮してもらうことが重要ですから、働きやすい環境を整えていきたいと考えています。
そして、リーダーとして、男女問わず、スタッフの適性や能力にあった魅力あるポストを創出するのも務めです。その一つに、海外の現地法人での仕事があります。現在、当社では、各国にブランチとなる現地法人を作る計画を進めており、さきごろタイに法人を立ち上げました。その会社の代表には、日本で働いていた男性社員が就任していますが、海外で働く管理職の仕事に、興味を示す女性社員が何人かいて、頼もしく思っています。海外法人の運営は、現地採用の従業員との意思疎通がきわめて重要。女性が持つコミュニケーション能力に、大いに期待しています。